10/26 なぜか無難なスタート CP3004/AC3004 成田1710→バンクーバー1035
平日の成田第二ターミナルは空いていた。カウンターでチケットとカナディアンプラスのカードを出してチェックイン。
「今日は空いてますか？」と聞くと「席は50%以上空いています」とのこと。マイルもしっかりカウントされているようだし珍しく？無難な滑り出しとなった。
BOEING747-400。日本人にはすっかりお馴染みだが、私は乗るのは6年半ぶりであった。
飛行機はボーイング747-400なのでゆったりしていた。カナディアン航空はエア・カナダの傘下となったのでこの塗装はもうすぐ見納めである。
食事は「チキンカレー」か「ビーフステーキ」だった。迷わずチキンカレーにする。機内食のビーフは大抵固くなっているので食べないようにしている。機内は乗客が少なく非常に静かだった。
チキンカレー。バターロールと寿司がついているのが機内食らしい。
フルーツがメインの朝ご飯。
風にのり予定より早くバンクーバーに到着。
今回は風向きの関係からか一度空港上空を通過して市街地上空で旋回してからの着陸だった。天気もいいし、街の木もかすかに色づいていた。
10/26 時差ボケ AC3629 バンクーバー1430→ウィニペグ1700
バンクーバーの入国審査も空いておりすぐに終わった。一度荷物を受け取ってから乗り継ぎカウンターで荷物を預ける。
次の便まで時間があるがすることもないので、エレベーターで出発フロアに上がり国内線ターミナルへ移動する。途中国際線のカウンターを通ったら、カナディアン航空のカウンターは無くなっていた。いままで一番乗った航空会社だったので、ちょっと寂しさを感じた。重い荷物を担ぎながらいやないやな手荷物検査である。
AIF免除のスタンプを押してもらいフィルムを出してハンドチェックをしてもらう。この場所は一度揉めた（コンパクトカメラの電源のオン/オフまでやらされた）ことがあるので良い感情は持っていなかったのだが今回はあっさりOKだった。
時計を見るとまだ11時。スターバックスでコーヒーを買ってボーディングのカウンターの前で時間をつぶした。
飛行機はB737-200。塗色がＡｉｒ CANADA仕様に変わっていたが中はCanadianのままだった。
カナダの国内線。特に都市間路線は混んでいる気がする。この便もほぼ満席だった。
昼御飯は、なんとサンドイッチと「ドリトス」だった。ちょっとは期待していただけにショックだった。
眼下にロッキーを見ながらサンドイッチを食べ一眠りするともうウィニペグだった。
ロッキー山脈。いつかは歩いてみたいけど。
機内食。まさかドリトスが出るとは思わなかった・・・
時差があるためもう夕方である。時差ボケで非常に眠い。眠気に負けて明日のフライトの確認もせずにホテルにいった。
これが、明日の朝戸惑う原因になるとも知らず，ホテルに着くなりすぐに寝てしまった。
気が付けば現地時間の午前3時。
もう一度寝ると起きられそうにないのでシャワーを浴びて朝まで起きていた。
10/27 あれっ！ 乗る飛行機の便名が無い！！！ AC3743 ウィニペグ840→チャーチル1100
カナダは夏時間の為にこの時期は夜明けが遅い。朝6時30分でも外は真っ暗である。空港にはタクシーで7時前についた。チェックイン前にモニタで運行状況をチェックする。そういえばカナディアンとエア・カナダの合併問題で便名が変わったり欠航が出たりと混乱しているという話があったけど、私の乗る便は何番ゲートから出るのかな？ってなんか変だな〜。
「あれ、乗る便が キャンセル（欠航）になっている。
でも時刻表に載ってないAC3741/AC3743/AC3745と3本もチャーチル行きがある」今日は移動だけなのですぐにチャーチルに行く必要はないのだがかなり焦る。
ここまで来てチャーチルに行けないなんて事態だけは何としても避けなければ。
ここはウィニペグ。もちろん日本語は全く通じない場所である。ともかくどの便でもいいからチェックインしなければ。
とりあえず何も知らないフリをしてチケットを出した。カウンターのおばさんは困った顔して「あなたのフライトはキャンセルになっている」とをいい、それでも端末を叩いている。「なぜキャンセルになったの」と聞いたら「AC3743に乗りなさい」と搭乗券を出してくれた。とりあえず一安心。まあ、合併騒ぎで航空会社も混乱しているんだろうと勝手に解釈して荷物を預け搭乗口に向かった。
セキュリティの中は売店しか空いてなく朝御飯は機内まで「お預け」となってしまった。
モニタを見ると8時にAC3741が出発で8時10分にAC3743が出発と出ている。とても本当だとは思えない。周りは観光客風の人間と団体さんがいた。
みんなシロクマ目当てである。年輩の方が多い。大きなレンズを持っている人は誰もいないのがすごく以外であった。
さらに出発も遅れたが誰も気にする人はいなかった。みんなシロクマが目当てなのだから今日中に着いてくれればいいのだろう。そもそもカナダではフライトが「on
time」なんてことはあまりないからかもしれないが。
飛行機はCalm Airというカナディアン系列の航空会社。既にに黒地にカエデのマークに変わっていた。
この飛行機は44人乗りの小さな飛行機で席はなんと自由席！だった。
機内は狭く，自分の機材で身動きが取れなっかたが無事チャーチルについた。
チャーチルの空港の事務所。予想通りX線も金属探知機もなかった。右上のマークはベルーガとシロクマが描かれている。
非常に小さな空港だが、荷物（スーツケース）が出てこない。フト見ると置いてある荷物のタグに「AC3745」と書いてある。
どうやら積み間違えたらしい。自分の荷物が出て来なかったことは初めてだがよりによってこんな場所で！
カウンターでクレームタグを見せると，「次のAC3745で来る。荷物はホテルに届けるから」と言われた。
着るモノと防寒用のブーツはスーツケースの中である。荷物が来ないと買い物しないと死んでしまうような気候の土地である。
今日中に荷物がこないと本当にシャレにならない。
とりあえず相手の言うことを信じるしかない。
手続きをしたあと周りを見渡すと迎えが来ていない。
ホテルに電話するが誰も出ない。もちろんタクシーなどは存在しない。すると地元の人が「迎えが来ないのか？じゃあ、コイツのトラックに乗っけてもらえ」と言ってくれた。とりあえずホテルに行くことが出来た。まずお礼を言ってトラックに載せてもらう。市街地までは車では10分もかからない。「どこから来たのか？」から始まり今年の天候の話になった。どうも暖冬らしい。空港の周りも雪がほとんどなくハドソン湾もまだ凍ってないようだ。ホテルに入ったがフロントには誰もいなかった。メイドが掃除をしていたので聞いてみると「13時まで帰って来ない。買い物に行ってから空港に客を迎えに行った」とのこと。客って自分のことらしい。どうやら行き違いになった模様。
はたしてこんなことでシロクマに会えるのだろうか？
(後編に続く）
| About me |
| Home |
(C)Copyright ,2000-2001 Y's Factory.
All right reserved.